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ネガティブ人間だけど「楽しければまぁいいか」が基本思考。異空間を満喫中な「なおい」の自由気ままなブログです。…たぶん。
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プロフィール
HN:
なおい
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1987/11/11
自己紹介:
【活動情報】
当日制作を1月1回の目安で。
一身上の都合により、外部スタッフ参加は今お話をいただいているところ以外はしない予定です。
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夢をみました。
起きたらとても気持ち悪かったです。
まともなチーズケーキが無償に食べたいです。
それかさっぱり系なタルトを食べたいです。
今日は何も食べてないから、胃が痛くないので千本鞍馬口のケーキ屋さんに行きたいくらいです。
(熱もおかげさまで36度丁度まで下がりました)

余りに印象的な夢だったので書いてみたら長くなりました。
お暇な方はよければどうぞ。(かなり長いです)


舞台は実家の和室だった。
私は仏壇のある8(10?)畳の和室でごろごろしながら、南側の板の間においてあるマッサージチェアでも使おうかなぁと思っていた。
つまりは暇だったのだ。
北側の6(8?)畳の和室では机の上にノートパソコンを置いて、父が何やら仕事をしていた。
隣に電子辞書をおいている。珍しい、父でもそういうものを使うのか。
長年経理担当で文章を書くことが苦手極まりない父は眼鏡をかけて、眉間に皺をよせながら黙々と仕事に取り組んでいた。
あれを頑固親父というのだろう。
どんな重要な文章を書いているか知らないが、まさか年中赤ら顔で最近は頭が寂しくて、のびきったポロシャツとジャージがトレードマークな頑固親父が書いているとは誰も思うまい。

板の間のレースのカーテンがかかった窓から、外のガレージに車が入ってくるのが見えた。
母と妹たちが帰ってきたらしい。
そうだ、珍しく私を置いて買物に行ってきたのだっけ。
母はLDKのリビングにいるようだ。買ってきたものの整理と末っ子(赤ん坊)の面倒でも見ているのだろう。
まだ小学生の妹たちが父のいる和室に駆け込んできた。
それぞれに包みをいくつか持っている。
下の妹は「何買うたんや」と言う父に嬉々としていろいろ見せている。文房具らしい。
最近頑固になってきた上の妹は「秘密ー」って言いながら、楽しそうに3つほどの包みを持っている。
そういえば、明日は私の誕生日だ。
姉至上主義な妹は何か買ってきてくれたのだろう。
暇だったのもあって、私は早速妹をからかうことにしてみた。

「お姉ちゃんの誕生日プレゼント?」

からかうにしては直球な一言だっただろう。
でも、隠しておきたい子供心だかなんだかに直接攻撃をしかけたのだから、妹はかわいく慌てて隠すなりごまかすなりするのだと思ったのだ。
ところがその時の妹の反応といったら。

(コイツ忘れてたな)

普段は父そっくりの赤ら顔(妹の場合はピンク顔だけど)なのに、真っ白にさせて妙に深刻でそして悲しそうな表情。
そういう表情は誕生日を忘れられた私がするものではないのかとも一瞬思ったが、妹は言葉もなく思い沈んでいる。
余程ショックだったらしい。
それでも1つの小さな包みを弱々しくくれた。
誕生日プレゼントではなく、留守番していた私へのお土産らしい。
これで十分なんだけどな。
とは思うものの、なんか悔しい。そこでフォローと少しの意地悪をしてみることにした。

いわく、
これがプレゼントでもうれしいけど、ちょっと寂しいなぁ。
じゃぁ、ケーキ用意してもらおうかなぁ。あ、そういえば何色何番さんが前にくれたケーキがすごくおいしかったっけ。

みたいなことを言った気がする。
ほんの小さな仕返しだったんだ。ちょっと言ってみただけというか。
それなのに、最近頑固になってきた妹はそれをそのまま真剣に受け取ってしまった。
「どこのケーキ?」と聞かれて、「さぁ?その人たちに聞いてみれば?」と返したのがいけなかったらしい。
真剣な顔でうん、と頷いてアドレス帳から「何色何番」と書かれたものをとりだし、メールを打ち始める。
その携帯が何故母のものなのか気になるところではあったが、「これでナニイロナンバーて読むん?」「う、うん。」なんて会話をしながらも私は真剣にうろたえていた。

ちょっと待って。冗談だと気づいてよ、妹サン。

「お母さんも場所知ってるから、お母さんに聞いてみたら?」
「ううん、うちが自分で聞く。」

いや、だからって突然そんな失礼なメール、あの方たちには送れないって。
僅かな希望をもって携帯画面を覗いてみたが、いくらしっかりしているとはいえ所詮は小学6年生。そして姉の知り合いという人達に丁寧な言葉を使う、という意識なんて持ち合わせてないゆえに文面はいろいろと失礼だ。
せめて自己紹介してせめて丁寧語使おうよ、とか思うも携帯とにらみ合う妹にそんな心の声なんて届くはずもない。
下の妹がいつものように便乗しないだけまだましなのか(彼女は買ってきたものを広げて自分の世界にいってしまっていたから)
この場にいるもう1人の大人である父はといえば、先ほどと変わらずパソコンと向き合ったままで、余計なことに文章に苦戦する妹に電子辞書なんて渡してきた。
あらあら、ついにこの子も電子辞書を使えるようになったのね。電子辞書の漢字も難しいと思うんだけど、読めるのかしら。
・・・じゃなくて。
いつものなら些細なことでも妹を怒鳴りつける父なのだ(年なのだろう。そしてその後いつも母か私に諭し怒られている)。
こういうときこそ諌めてほしいと思うのに、まったくもって役に立たない。

いつの間にか我が家のもう1人の常識人である母が現れていた。
このままだと失礼な文面で送信しかねない妹を呆れたように説得している。
そのお店まで送ってあげるからお姉ちゃんと一緒に買いに行ったら、と言っている。
それでも妹は主張を曲げない・・・が、少しぐらついたようだ。
よし、ここからが私の出番だろう。
私は甘えるような猫なで声で妹の名前を呼んだ。
携帯と向き合い背を向けていた妹がびくびくと振り向く。
怒られるとでも思っているのだろうか。
そんなわけない。にっこりと笑顔で「可愛い妹へ姉の我侭」を言うだけだ。

「お姉ちゃん、トモ(妹)と一緒にケーキ選びにいきたいなぁ。
 あ、マック行ってトモの好きな○○食べたあとに、そのお店でお姉ちゃんとケーキ食べよー。
 近くにあったし。ね、明日はお姉ちゃんとデートしよっか。」

好きなものにつられたのか、それとも「お姉ちゃんとデート」につられたのか。
勝負は言うまでもなく私の勝ちだった。


そして翌日。天気はくもり。
母の車でまずはそのケーキ屋さんへと向かった。ここはイチゴショートがおいしいのだ。
3人で店に入るが、手ごろなホールケーキもなかったことだし、1ピースずつ選んでホール状にしてもらうこととなった。
ここで私と妹で選んで注文してからマクドに行き、戻ってきて別にケーキを食べ、帰るときに注文していたケーキを受け取るという寸法だ。
母が店員さん(笑顔のかわいくて顔が小さくて、短い髪を2つに結んでいるお姉さんだ)に、1ピースずつでホールケーキにして欲しい旨を告げ「大きい箱に入れてください」と言って1万円札を置いて帰っていった。
箱大きくてどうすんだ。と思いながら「ご注文をどうぞ」という店員さんの声に慌ててケーキに目をやる。
手を繋いでいる妹は私の右側でどこか緊張したように、ショーケースや店内をキョロキョロと見回していた。

「いちごのショートケーキとチーズケーキを2つずつ。」

まずはオーソドックスに注文してみた。
店員のお姉さんはにっこり笑顔でショーケースから取り出して、ホール状に並べだす。
妹に「どれがいい?」と聞いてみたが「分からない。」と言ってあまり楽しそうではない。
私よりもこういうものが好きなはずなのに、やはり初めての場所で緊張しているのだろうか。
慣れるまでは、といくつか注文してみた。
ただ、ホール状にするから他のケーキより2cmほど長いものを選んだときは「少しホールの形が崩れますよ」と言われた。
あまりクリームの多いものや甘ったるいものは苦手だから、パウンドケーキのようなものを選んだら「ホール状にしますから、バターと小麦粉と砂糖のみのこういったものはご遠慮下さい」と断られた。
「こちら当店のオススメでございます」といちごのミルフィーユを勧められたから「じゃ、それで」と選んだ。
このお姉さん、かわいいけどなかなか手強いと思った。

自分のために1つ2つならまだしも、ほかの人も食べるものでいくつも選ぶとなると戸惑うし苦手だったりもするのだけれど。
母は「大きい箱で」と言っていたが、ホールサイズも大きくなるようだった。
全部で12ピースくらいなのだろうか。まだまだ埋らずに焦ってしまう。
もう一度妹に「どれがいい?」と聞くと、ゆっくり1つのケーキを指した。
イチゴがたっぷり乗っているものだ。うん、無難にいいかもしれない。
お姉さんにそれもお願いして、また見渡す。
下の妹はイチゴが好きだ。もう少し小さい頃は、ショートケーキの上や間のイチゴと、上にのっている生クリームだけを食べて後を残すものだから、私と母とでその処理をしていたものだ。
他にもイチゴのケーキがないかと探してみる。
と、ショーケースの右下、おしゃれな感じにずらーっと並べられているものに私はぎょっとした。

どう見ても切干大根とかひじきなんですが。。。

プレートを見てみると、「イカと~」だとか「イカレモン」だとかいろいろ書かれている?
え?イカ?そうか、イカだったのか。
アルミのカップにおしゃれに小分けされているそれらは、ショーケースの照明にあたってキラキラしている。
どのケーキも大きいからクリーム系以外のあっさりしたものがほしかったから、レモン系はいいかもしれない。
以前食べたことのあるレモンクリームのタルトが思い出される。
でも、何故だかそれらの中から1つを選ぶ気にはならなかった。

「お姉ちゃん。」

うーんと唸っていると、妹に呼ばれた。
見下ろせば、妙にうれしそうな顔をしている。やっと楽しめているようでほっとした。

「何か欲しいのあった?」
「ウチ、これがいい!!」

そして妹はショーケースをがらっとスライドして開けてチョコケーキっぽいものをがしっとつかんだ。
店員のお姉さんの笑顔が一瞬かたまったような気がする。

「すみませんっ!!あ、あのこのケーキを1つっ!!コレにしてください、コレに!!」

無邪気な妹の腕をひっつかんで、凄い勢いでショーケースを閉じてひきつった笑顔でお姉さんにお願いする。
勿論妹がつかんでしまったものを取り出してもらう。
他のケーキは「やっぱりこれはやめます」と言えるけど、コレだけはなんとしてでもお買い上げせねば。
腕を掴まれている妹はきょとんとしているが、お姉ちゃんは泣きそうだ。
あの店員のお姉さん怖いよ。

そういえばお父さんがチョコケーキを好きだったような。あれ、チーズケーキだったかな。
でもさっきのチョコケーキをもう1つとはなんとなく恐ろしくて言えない。
さっさと決めてしまおう。
母はなんでも食べるし、父は・・・まぁ、手づかみでわしっと食べれたらいいのだろう。
あまり凝ったものにする必要もない。
私はチョコケーキは苦手だけど、オーソドックスに他にもチョコケーキがあってもいいかもしれない、と再びショーケースに目を走らせる。

ん?なんだ?あの青いの。

どう考えても着色料つかってます、な青いケーキが気になってプレートを見てみる。
「魚肉をすりおろして、ペーストにしたものとクリーム状にしたものを使用しています。」
へぇ、だから、青い生地が重なったようなものなんだ。
まぁ、色は綺麗だしこってりもしてなさそうなんだけど・・・うーん、なんか買う気になれないなぁ。

「お姉ちゃん。」

うーんと唸っていると、妹に呼ばれた。
見下ろせば、妙にうれしそうな顔でもう1つのショーケースを指差している。
手は掴んでいるから、走りよって同じことを繰り返したりはしないだろう。

「ん?」
「あれ、見てー」

そこにはやっぱり着色料たっぷりだろうと思しきかたまりが4つ5つ。
しかもよく見てみたら・・・アンパンマン、バイキンマン、ドキンちゃん、ジャムおじさんの顔。

「わ、すごい、うまっ。」

何故かその別にあったショーケースはアンパンマンシリーズだった。
他のおしゃれな感じのケーキとは違って、表面は蒸しパンみたいな感じだけど、ちゃんピースの形をしているし凝っていた。
妹はそれのピンクのドキンちゃんのケーキを選んだのでそれを頼んだ。
なんでオレンジでなくピンクなのかはさして気にならなかった。

どうやらドキンちゃんで最後だったらしい。
お姉さんに後でとりにくる旨をつたえると「かしこまりました」と笑顔を返された。
どうやら、今のままだといびつだから、戻ってくるまでにちゃんとホールの形にしてもらえるらしい。
なんて丁寧なんだ。

お礼を言って、妹と手を繋いで店をでた。
笑顔で見送ってくれたお姉さんは魚クリームと思しき水色のものをボールに入れて練っていた。





・・・と、まぁこんな感じで。
私にしか分からないようなことは説明いれてますが、これでほぼ脚色なしです。
思考回路も夢のまま。ケーキについて思考をめぐらしたり、お姉さんと少しの攻防やりとりがあったりは一部省いてますが(長すぎるので)他はそのまま。
何色何番さんたちにケーキをいただいたことはないし、何故母の携帯にそのアドレスがあったのか謎だし、何故か実家から始まるのにケーキ屋は千本北大路にあることになってるし、私の誕生日は秋だからイチゴのケーキはそんなにないし、妹は今の妹より身長と行動が少し幼いし、何故か末っ子(弟)がいたし(なおいは3人姉妹です。そりゃ弟も育ててみたかったけど、さすがにもう期待しないです)。
でも家族の図はまんまこんな感じです。

というか、イカとか魚とかのケーキが気持ち悪すぎて。
目が覚めたら喉のあたりがキモチワルイのなんのって。
(↑想像or創造したのこの人)
あぁ、あっさりめなチーズケーキが食べたい~。
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作りたくなってきた…。土曜作ろうかな。類似品だろうが。
トミナガ 2008/05/30(Fri)01:54:12 編集
しまった・・・!
トミさん~♪

コメントくれていることに今気づきました!!
ごめんなさいっ!!

胡椒風味なチーズタルト、いつか機会があれば・・・!!
なおい URL 2008/06/03(Tue)02:07:27 編集
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